お布団の洗濯に便利なのがコインランドリー!でも初めて洗う人にとっては「失敗して布団が使えなくなったらどうしよう・・?」と不安になりますよね?
ここではそんなコインランドリーで羽毛布団をクリーニングする際に知っておきたい注意点を解説しています。
羽毛布団のクリーニングを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね!
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
コインランドリーで羽毛布団を洗うメリット・デメリット!
メリット
- 大型洗濯機で大きなサイズも余裕で洗濯可能
- 複数枚の羽毛布団をまとめて洗える
- 乾燥機を使用すると羽毛布団がフカフカに仕上がる
- クリーニングに依頼するより割安
デメリット
- 持ち込む手間がかかる
- 近所に無い場合、持ち込みが大変
- クリーニングによって起きたトラブルは自己責任
コインランドリーの大型乾燥機を使用することで、乾燥時間を大幅に短縮し、高温乾燥によってダニを死滅させると同時に、羽毛のボリュームも回復させることができます。
特に複数枚の羽毛布団を一度にクリーニングする際は、自宅での洗濯に比べて効率が格段に向上するのが魅力です。
これから、コインランドリーで羽毛布団を洗う際の4つのメリットについて、詳しく解説していきます。
大型洗濯機であれば、かさばる布団も手軽に洗う事が出来る
家庭用の洗濯機では羽毛布団などの大型寝具は収まりきらないことが多いです。少しの汚れを落としたい、またはにおいが気になる場合、コインランドリーの大型洗濯機を使えば、ほとんどの寝具を洗うことが可能です。
思い立ったときにすぐに洗いたい方には特におすすめです。
熱風による乾燥機能がある
大型布団を洗った後、水分を吸って重くなった布団を運び、天候を気にしながらベランダや庭に干すのは大変な労力が必要です。
しかし、コインランドリーの乾燥機能を利用すれば、洗濯から乾燥まで一貫して行うことができます。高温の熱風で素早く乾燥させるため、時間を節約するだけでなく、ダニ対策にも有効です。
多くの空気を含んだ軽い仕上がりに
業務用の強力な高温温風を使用して、羽毛布団を一気に乾燥させることができるため、仕上がりは非常にふわふわです。
自宅での乾燥は日の当たり具合や気温によって乾き方にばらつきが出やすいですが、コインランドリーの乾燥機能なら布団を均等に乾燥させることができます。
さらに、ふわふわでムラのない仕上がりを目指すなら、15分から20分ごとに乾燥機を停止して布団の位置を変えると良いでしょう。これにより、布団全体に空気が均等に行き渡ります。
手軽さ、コストパフォーマンスがちょうど良い
気軽に、かつ低コストで布団を洗いたいと考える場合、コインランドリーでの洗濯がおすすめです。
プロのクリーニングサービスと比べると仕上がりは劣るかもしれませんが、クリーニングには通常一枚あたり4,000円から10,000円かかるのに対し、コインランドリーを利用すれば洗濯と乾燥を合わせても2,000円未満で済むことが多いです。
自宅での洗濯に比べれば少し費用はかかりますが、その労力を考慮すると、コインランドリーでの洗濯がコストと労力の点でよりバランスが取れていると言えます。
その羽毛布団本当にコインランドリーOK?注意点を確認しておこう!
上記のように自宅洗いよりもメリットの多いコインランドリーですが、すべての羽毛布団がコインランドリーで洗えるとは限りません。また洗えない羽毛布団を洗ってしまうと最悪布団として使うことができなくなることもあります。
洗える布団の条件を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
1. 取扱い絵表示を確認して洗えるかどうかチェック!
自宅で洗濯処理ができる取扱い絵表示例
新 | 旧 | 意味 |
※数字は液温の上限値。 下線は強弱。 | ※数字は液温の上限値。 弱は弱い洗濯処理。 | 洗濯での洗濯処理ができる(水洗いが可能) |
手洗いができる(水洗いができる・洗濯機は不可) | ||
– | ウェットクリーニング処理ができる |
上記の取り扱い絵表示が付いている場合は、羽毛布団でも自宅で水洗いによる洗濯処理ができる布団です。新表示の数字は、洗濯に使用する液の温度の上限値で下線は洗濯機処理の強弱を示しています。
1本は弱い処理、2本は非常に弱い処理を意味していますが、コインランドリーでコースの選択ができる場合は水流の優しいコースで洗うのが安心です。
自宅で洗濯処理ができない取り扱絵表示例
新 | 旧 | 意味 |
洗濯処理・水洗いはできない | ||
– | ウェットクリーニング処理はできない |
上記の取り扱い絵表示は水洗いができない繊維製品についているマークです。ただし上段の水洗い不可マークの場合、自宅での処理ができないという意味になるため、これらのマークがついたものでもプロのクリーニング店に相談してみるとクリーニングができる場合があります。
2.経年劣化した羽毛布団には要注意!
永く使用している羽毛布団は側生地・キルティング部分(縫製部分)が弱くなっている場合があります。コインランドリーに持っていく前に布団カバーを外して細かくチェックしましょう。
最悪の場合、コインランドリーの洗濯機の中で側生地がやぶれ、中の羽毛が飛び出てしまうこともあります。
3.キルティングが接着剤で圧着されているものはNG!
羽毛布団を見て側生地にキルティング部分が見当たらない場合は、接着剤によって綴じている可能性があります。接着剤での仕上げがされている羽毛布団は基本的にクリーニングNGです。
4.粗悪品はクリーニング後にトラブルが起こることも・・
品質の低い羽毛や羽根が使用されている布団は、クリーニングするとトラブルが発生することがあります。たとえば、臭いが強くなる、羽毛がつぶれて元に戻らない、または羽毛の偏りが改善されないといった問題です。
これらの問題は、製造過程で羽毛の油分が十分に洗浄されていない、あるいは縫製が雑であるために生じることがあります。
5.乾燥機可能のマークの確認
低温乾燥機(~60℃) | 高温乾燥機(~80℃) | 乾燥機NG |
コインランドリーの乾燥機は非常に効果的ですが、使用する前にはアイテムが乾燥機対応かどうかを確認する必要があります。
タンブル乾燥機マークをチェックしましょう。〇の中に黒い点が1つあると60℃まで、2つあると80℃まで対応しています。コインランドリーの乾燥機は家庭用よりも強力なので、黒い点が1つの場合は使用を控えるのが賢明です。
さらに、タンブル乾燥機マークがなく、「乾燥機の利用は控えてください」と書かれている場合もあるため、これにも注意が必要です。
6.コインランドリーの場所が近所にあるか
手軽に大型の布団を洗う事ができるコインランドリーですが、近所にない場合などはどのように運ぶのか考える必要があります。
車などがない場合は手で運ぶための大きめの袋などが必要です。
布団持ち運び用のバッグなどもあるので、上手に活用していきたいですね。
7.コインランドリーの使用状況の確認
大きな布団を抱えてコインランドリーに来ても、すべての洗濯機が使われいる場合があります。その場合は、空くまで待つか日を改めるか悩ましいところですよね。
最近では、指定したコインランドリーの空き情報・残り時間などがわかるサービスもあるようなので、上手に活用したいですね。
8.羽毛布団をコインランドリーで洗う際の持ち物
コインランドリーで羽毛布団を洗う場合に必要になるのは2つほど。
- 洗濯する羽毛布団
- お金
洗剤がないコインランドリーの場合は、おしゃれ着用の洗剤やダウンジャケット専用の洗剤がおすすめです。また、追加で消臭効果の高い重曹やドライボールなどもあるとより仕上がりがよくなります。
9.洗濯機への入れ方が大切
コインランドリーで羽毛布団を洗う際には、布団の入れ方が非常に重要です。誤った方法で洗濯すると、布団がきれいに洗えなかったり、ダメージを受ける可能性があります。
自分の持っている羽毛布団のサイズや形状に合わせて適切な洗濯機を選ぶことで、効率的に布団を綺麗にすることができます。
コインランドリーで羽毛布団を洗う場合にかかる料金と時間
- コインランドリーの「洗濯+乾燥」の場合1,500円前後が相場
1回あたり | 回数と所要時間 | |
洗濯のみ | 300円~1,000円 | 1回30分~40分 |
乾燥のみ | 110円(税込)程度 | 1回10分程度x5~6回 ※50分~60分程度 |
コインランドリーには洗濯機のサイズがいくつかあり、それによっても価格が変わります。羽毛布団であれば大型洗濯機1回あたりおおよそ300円~1,000円で洗濯ができるところが多いです。
乾燥は1回10分/110円(税込)程度が相場です。羽毛布団は特に乾燥が大切なので、ほぼ乾ききるまで繰り返すとなると、だいたい50分~60分程度(5~6回)見ておいたほうが良いでしょう。
コインランドリーでの羽毛布団の丸洗いの方法!
「コインランドリーと洗濯代行のお店ジャバリン」さんの動画でとても詳しく解説されていますので、動画でチェックしてみてください。
洗濯工程での失敗しない為のポイント
- 布団カバーを外しておく
- ぐちゃぐちゃにした状態ではなく畳んだ状態で入れる
コインランドリーには複数の洗濯機の容量がありますので、クリーニングする布団のサイズや枚数に合った洗濯機を選びましょう。例えば、シングルサイズの布団1枚なら、12kgから16kgの容量の洗濯機が適しています。
布団を入れる際は、ぐちゃぐちゃに詰め込むのではなく、折りたたんで入れることで洗浄効率を高めることができます。
最近のコインランドリーでは、洗剤や柔軟剤が自動で投入されるため、別途持参する必要はありません。しかし、古いタイプのコインランドリーを利用する場合は、中性洗剤と柔軟剤を自分で持参すると良いでしょう。
1 布団カバーは別にする
羽毛布団とカバーは別々に洗うことをおすすめします。そのため、コインランドリーで洗う前にカバーを外しておくと良いでしょう。
カバーをつけたまま洗濯すると、洗浄力が低下し、中の汚れやダニが十分に除去されなかったり、洗剤の効果が不十分になることがあります。これにより、布団が完全には清潔にならない可能性があります。
2 布団を丁寧にたたんでから入れる
シングルサイズの羽毛布団であれば、半分にしたものをくるくると巻けばコインランドリーの洗濯機に収まります。
もし、上手に入らない場合は三つ折りにするなど丁寧にたたんでから入れるようにしましょう。無理やり洗濯機内に押し込めてしまうと上手く洗えない可能性があります。
3 コインランドリーに入れる時のコツ
洗濯機の容量は12kg以上を推奨しますが、乾燥機能付きの場合は10kgから16kgが適しています。機械に負荷をかけすぎないためにも、容量の約9割までを目安にすると良いでしょう。
洗濯物の種類は同じもの同士で洗うことが大切です。カバーと布団を一緒に洗うと、素材の違いによる水分の吸収率の差で、布団が潰れたり型崩れするリスクがあります。
どうしても一緒に洗いたい場合は、洗濯機の奥と手前で分けることで、洗濯槽のトラブルを減らすことができます。
アクシデントがあった場合に備えて、近くで待つことをおすすめします。最近のコインランドリーはコンビニが併設していたり、漫画が置いてあったりと時間を有意義に使える工夫があるところも多いですよね。
好きな本を持って行って、ゆっくりと自分の時間を楽しむのもいいかもしれませんね。
大型乾燥機で失敗しない為のポイント
- ドラム内面部分にまんべんなく接するよう折り畳んで入れる
- 中央部分が乾きづらい為、表・裏と2回に分けて乾燥する
- 触って羽毛のダマが無くなるまで乾燥する
- 乾燥温度は高温になり過ぎない
- ドライボールを一緒に入れるとよりフカフカに
洗濯後の羽毛布団は水分を含んで体積が減少しています。初期の乾燥では、布団のサイズに合った乾燥機を選ぶことが重要です。乾燥によって布団が膨らむため、余裕を持った容量の乾燥機を使用すると良いでしょう。
羽毛布団は中心部が乾きにくいので、表と裏を分けて乾燥することが効果的です。
これから、コインランドリーで羽毛布団を効率良く洗うための4つのポイントをステップごとに詳しく説明していきます。
1 乾燥機に入れる前に羽毛部分に空気を入れる
乾燥機に入れる前に、簡単な一手間を加えることで仕上がりが向上します。その方法は、布団の表と裏の生地を軽く引っ張ることです。これにより布団に空気が入り、乾燥時に布団がぺしゃんこになるのを防ぐことができます。
キルティング加工された布団も、一つ一つ丁寧に同じ作業を行いましょう。
2 羽毛布団は二つ折りにして、ドラムに沿わせるように
羽毛布団を乾燥機にかける場合は、丁寧に二つ折りにしてドラムの側面に沿わせるようにいれましょう。この時乾燥機の容量に対して3割程度にすることがコツです。
乾燥機機能付きの洗濯機で洗っている場合などは、分けて乾燥機をかけたほうが良いので一度停止させましょう。
ここで柔軟剤を投入すればさらにふわふわの仕上がりにすることができます。
3 20分ごとに布団の上下を変える
羽毛布団などの大型寝具を乾燥させる場合は、定期的に上下を交換してあげることで乾燥のムラをなくすことができます。
また、ここでドライボールを入れるのがおすすめです。ドラムの回転にあわせてボールが上下に落ちることで「たたき」の効果が生まれるため、効率的にまんべんなく乾燥をうながします。100均などでも購入できますし、テニスボールなどで代替することも可能です。
4 乾燥後に風通しの良いところで干す
コインランドリーの良いところは高温で一気に乾かす事でふわふわに仕上がる事です。ただ、この熱があるまま羽毛布団をしまってしまうと、湿気を含んでしまいカビにつながる可能性があります。
そのため、乾燥機にかけた後は軽く(30分~60分)ほど、風通しのよいところで干すひと手間をすることで、湿気を発生させずに冷ます事ができます。
あとは、ふんわりと綺麗になった羽毛布団をぜひ堪能ください。
羽毛布団は高温乾燥・低温乾燥?温度はどうすればいい?
高温乾燥は羽毛にもともと備わっている油分が失われたり、羽毛の繊維が割れてしまいます。一度割れた羽毛は空気を含み膨らむ機能が低下するので高温乾燥は控えたほうが良いでしょう。
また羽毛だけではなく側生地の素材によっては高温乾燥が不可のものもあるので注意しましょう。
完全乾燥させるために自宅でも陰干しをすると◎!
コインランドリーで乾燥が終わったあとにすぐに使うのではなく、自宅で干すようにしましょう。乾燥工程時に羽毛布団の中に粗熱がこもっているため、外の風を当てることで粗熱が取れて新鮮な空気が羽毛布団の中に取り込まれます。
乾燥時に中にこもった湿気を逃がすこともできます。
コインランドリーで羽毛布団を洗う頻度はどれぐらい?
クリーニングでは羽毛布団だけでなく、すべての布団に対して側生地の摩擦や縫製部分への負担、水による繊維へのストレスが生じます。そのため、過度なクリーニングは布団を痛めるリスクがあります。
また、厚生労働省の衛生管理要項によると、ホテルや旅館では寝具を6ヶ月に1回以上、汚れをしっかり取り除くための丸洗いが推奨されています。
また、布団及び枕にあっては、6月に1回以上その汚れ等を除去するため丸洗い(洗濯物に洗剤液及び水を直接吹きつけるなどして行う洗濯方法であり、もみ洗い処理工程がないものをいう。以下「布団丸洗い」という。)を行うことが望ましいこと。この場合、布団丸洗いは、前記と同様の効力を有する加熱処理工程を含めることが望ましいこと。
これを考えると家庭での布団においても半年~1年に1回洗うとより良いのではないでしょうか。
コインランドリー・自宅洗い・プロのクリーニングの効果を比較!
仕上がり | 価格 | 手間 | 負荷 | |
コインランドリー | 〇 | 〇 | △ | △ |
自宅 | △ | ◎ | × | △ |
クリーニング | ◎ | △ | ◎ | 〇 |
コインランドリーを利用するメリットは価格が安く抑えられるというだけではなく、自宅洗いではできないフカフカに仕上げることが最大のメリットといえます。
【まとめ】コインランドリーで羽毛布団をクリーニングする効果は?
- ボリュームが減った→フカフカの羽毛布団に!
- 温かさが減った→フカフカで温かい羽毛布団に!
- 汚れが気になる→汗・皮脂汚れ・ダニの死骸・フン・ほこりを洗い落とせる!
コインランドリーで洗うことで、羽毛布団はより衛生的により長く気持ちよく使うことができます。布団はシーズンになれば毎日使う為、目に見えていないだけで汚れは蓄積していきます。
コインランドリーでの洗濯方法が不安という方はクリーニング店へ依頼するのもおすすめです。ぜひ参考にしてみてください!
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